理事長メッセージ
天本健司
「地域のえにし」となれるように
私たちのクリニックの名前には、「えにし」という言葉を冠しています。
私たちは日常生活において、関係や結びつき、またはめぐりあわせを表すために「縁(えん)」「ご縁」という言葉をよく使いますが、「えにし(縁)」は、仏教用語では因果(原因と結果)をつなぐものとされ、因果はよく、「花の種をまいたから花が咲く」というように、「種」と「花」の関係に例えられます。
しかし、実際にはそのように種をまいたからといって簡単に花が咲くわけではなく、土や水や気温が適切なものでないと、種をまいても花は咲きません。この「気温・土・水」に当たるものが「えにし(縁)」です。花が咲くためには、適切な「気温・土・水」が必要なように、「結果」を出すためには単一の「原因」だけではなく、その周辺の多くの「えにし」が必要なのです。
様々な要素が絡み合う在宅生活においては、その方のその方らしい生活を守ること・取り戻すことを考える場合、その方の疾病や医学的な病因のみにアプローチするよりもむしろご本人や家族の価値観に寄り添いつつ環境を適切に整え、適切な選択ができるサポートを行うことの方がずっと重要である場面が多く見られます。
そういった意味合いで、在宅は「えにし」が大事。私たちは在宅を支える仕事をする以上、この「えにし」をどこよりも大切にしたいと考えています。
在宅生活を過ごすおひとりおひとりの、その方だけの「花」を咲かせるため、私たちは、そのための「ちょうどいい」土や水になりたい。それができない場合であっても、ご本人の「花」にあった土や水を探し気温を整える、「ちょうどいい」手助けをしたい、そう考えています。
そしてそのためにも、言葉どおり何かの「ご縁」・「えにし」により、偶然にもつながることとなった患者様、ご家族様、そして在宅生活を支える関係者の皆様と、同じ目的に向かって走り、また寄り添って参りたいと考えています。
私たちは、この地域に多くの花が咲くことにささやかながら貢献できる「地域のえにし」になれるよう努力して参ります。
天本健司
これまで全国屈指の訪問診療症例数・看取り数の実績をもつ在宅医療クリニックや、リハビリテーションでは日本屈指と言われる医療法人グループで在宅医療と在宅リハビリテーションの経験を積んで参りました。
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